アメリカは来週サンクスギビング(Thanksgiving)を迎えるため、なんとなく世の中全体がホリデームードです。去年はコロナ禍で往き来できなかったファミリーも、州をまたいで集まったりできるようになったので、まさにこれぞ感謝祭。。。となかなか感慨深いです。日本で言うところのお正月みたいな感じで、家族が集まって、収穫に感謝してご馳走をいただきます。
ご馳走のメインはターキー(七面鳥)で、その中にパンや野菜、ハーブなどを詰めてオーブンで丸焼きにして、ターキーから出たスープにワインやら小麦粉で作ったルーやらを混ぜて煮詰めたグレイビーソースや、クランベリーソース(ゆるいジャムですな)をかけていただくという、ま、食文化的にはおせちみたいな定番行事です。
私はこのターキーがどうも苦手なので作りもしませんが、白菜や白ネギがおいしいシーズンになるとどうしても食べたくなるのが、トロトロに煮たミルクスープ。これを食べると白菜と白ネギに感謝の念がふつふつと、コトコトと、湧いてきます。ワタクシの安い感謝祭です。
実はこの写真のスープは白ネギではなく、Leek(リーク?リーキ?)を使っています。ポロネギとも言いますが、下仁田ネギのたぐいで、この時期になるとファーマーズマーケットに出始めるので必ず買ってきます。
今回は自前のスープのもと(焼あごと牡蠣の鍋•スープのもと)を使いましたが、チキンブイヨンや和風だしでもおいしくできます。とにかく大量の白菜と白ネギを使って煮込みます。
白菜と白ネギのミルクスープ
材料(5~6人分)
白菜…10枚(600g)
白ネギ…4本(400g)
鍋•スープのもと…1袋
水…500ml
牛乳…200ml
生クリーム…150ml
バター…5g
塩…小さじ1杯半
こしょう…少々
作り方
1:白菜は横にして2cm幅に、白ネギは5mm幅に切る。
2:鍋にオリーブオイルを入れて中火にかけ、白ネギ、白菜の順に入れて炒め、しんなりしたら水、鍋•スープのもとを入れる。
3:沸騰したら弱火にして、ふたをして40分ほど煮る(圧力鍋の場合は20分圧をかける)。
4:牛乳、生クリーム、塩、こしょうを入れて、弱火のままゆっくりかき混ぜて、鍋の縁がふつふつしてきたらバターを入れて火を止める。
*ミルクと生クリームを入れたら沸騰させないように注意しましょう。
*写真のトッピングはピンクペッパーですが、なくても良いですし、お好みでこしょうを追加トッピングしても。
トロトロのふわふわスープです。
感謝の念です。