落としたまご

タイトルをタイプした時、最初「落とした孫」と出てきたので「アホか」とツッこんでみましたが、Macは笑ってくれないのでこんな時はちょっとつまんないですね。たまごはレシピでは「卵」や「玉子」と書きますが、ふだんはひらがなの「たまご」がなんだか好きです。

まそれはそれとして。

子供の頃からお味噌汁に「落としたまご」をしてもらうのが好きだったんですが、お母さんが作るそれはいつもカチカチたまごで、汁物の中で半分にするとパサパサの黄身が溶けて汁の色がちょっと濁るのがどうも美的に不満でした。

で、自分で作るようになってからは「3分3分ルール」で機嫌よく落としたまごを食べております。

お味噌汁(もちろんどんなスープでも)の仕上げにたまごを割り入れてフタをして弱火で3分。火を止めてそのまま3分。じっと待って、いや待たないでその間に器とお箸、またはスプーンなどを用意して、時間が来たら素早くおたまですくって器に入れます。

これで半熟卵、あ、たまご、になるわけですが、柔らか過ぎてもいけません。なぜかと言いますと、やはり汁の中で半分に割ると、色が濁ると言うよりも、

あぁ〜黄身が〜汁に流れ出る〜!

と、ちょっと焦ってしまうからです。焦って汁物を食べるのはよくありませんからね。

このくらいのもったり具合でゆっくりゆったり、おいしい「落としたまご」をお召し上がりくださいませ。

あれ?「落としたまご」って一般語?標準語?ポーチドエッグのことですね、よく考えたら。

子供の頃から身についた言い回しって、取れないもんです。

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