東京、九州、静岡への出張旅行を終えて鳥取に帰ってきたら、松葉ガニの季節になってました。11月6日解禁で、私が出かけたのが前日だったので、魚市場の風景ががらっと変わっておりました。カニ一色。
この値段、見るとちょっとびっくりしますよね、6500円、5000円…。でも例年より少し安めなんだそうですよ。
子供の頃は、松葉ガニの季節になると親戚が集まって茹で松葉ガニをたらふく食べた記憶があります(今みたいな値段じゃなかったしね)。生きたカニを写真のように縛って茹でるのですが、そのあと、手や本体の身を取りやすいように、おばあちゃんが包丁で切れ目を入れてくれた部分に、毎回すごーく愛情を感じたものでした。
茹で汁で作るお味噌汁がまたおいしくて、定番の具材は大根と豆腐とねぎ。子供の頃の舌の記憶とはすごいもので、これ以外の組み合わせはNGです、私の中で。
大人になって、カニに包丁で切れ目を入れることも、無駄に残さず上手に身を取り出して食べることもできますが、ただひとつできなかったことが今さら発覚!
生きたカニを調理できない。
これ致命傷です!盲点でした。
食べるんだから同じことなんだけど、どーしてもできない。いいトシして何言っちゃってんのとゆー感じですが、できない。
おばあちゃんに帰ってきてほしいと、心から思った久々の鳥取の夜でした。