10月18日木曜日、母校である鳥取市立明徳小学校で「夢・スープ教室」と題した全校生徒の大規模スープ教室を開催していただきました。全校128名という生徒数は、32年前の私達の時代からは半分以下じゃないかと思うのですが、それでも全校生徒が試食する量のスープを作るのは私もはじめて。
しかも、前日にお打ち合わせに行った時、子供達が中庭の畑で収穫したばかりのさつまいもがたくさんあったので、ついつい、「これはポタージュにしましょう!」と申し出てもう1種類追加し、当日朝7時半からの仕込みとなりました。
突然作ったので、レシピを用意してなくてごめんね。「お家で作りたーい!」と言ってくれた子供達、がんばってねー!
【明徳小学校のさつまいもポタージュ】
■材料(4人分)
さつまいもノ1本(250g)
たまねぎノ1/2個(90g)
チキンブイヨンノ400cc
バターノ10g
牛乳ノ200cc
塩ノ少々
こしょうノ少々
■作り方
1:さつまいもはよく洗って皮ごと適当な大きさの薄切りにする。たまねぎは皮をむいて薄切りにする。
2:鍋にバターを入れて中火にかけ、たまねぎ、さつまいもの順に炒め、しんなりしてきたらチキンブイヨンを入れ、フタをして煮る。
3:野菜がやわらかくなったら火を止めて、粗熱を取り、中身をミキサーに入れて1分ほどまわす。
4:鍋に戻して牛乳を入れ、中火にかけて沸騰させないように注意しながら、塩、こしょうで味を調える。
以上は子供達が作ったさつまいもで私が仕込んだスープで、もう1種「たっぷり野菜と魚介の入ったミネストローネ」を全校生徒分、6年生に作ってもらいました。
子供スープ教室をやるとき、いつも思うのですが、子供達はみんな料理が上手だし、火も包丁もきちんと使えば危なくないし、いくらでもお任せできちゃうワケです。それをついつい、まわりの大人が手を出し、口を出し、あげくの果てに危ないからやらせない、なんてコトになると、どろんこ遊び感覚で楽しんでやれるハズの料理が、楽しくない作業になってしまう。こういう機会はもっとたくさんあるといいなと思います。
お昼、1年生から全校生徒が順番に試食に来てくれて、嫌いな野菜がある子も「おいしい!」と言ってみんなたいらげてくれたし、それはとても嬉しそうだったし、自分たちが収穫したさつまいものポタージュは特においしかったようで、みんな交互に、おいしいおいしいと私のところまで言いに来てくれました。
食育をやってます、と言うとエラそうに聞こえるかもしれないけど、実は私の方が子供達にとってもたくさんの元気とエネルギーをもらっていて、エラいのは子供達なんですね。
今回はこんなに大勢の子供達(写真に入りきらない子もたくさん!)から、カウントできないほどの「うれしいきもち」をぎゅーーーっと頂いてまいりました。
32年ぶりの母校は懐かしかったけど、子供達に会えたのが一番嬉しかった。子供達がたくさん笑って、たくさん食べてくれたのが嬉しかった。私は本当に幸せ者だなぁ…と、つくづく思いました。
夢・スープ教室を実現して下さった皆様、本当にありがとうございました。そして明徳小学校の子供達、本当に本当にありがとう!東條真千子先輩は、みんなのこと一生忘れないよ!
いっぱい食べて、元気に大きくなって、自分がなりたい自分に必ずなるんだよ!