実山椒のソース

今日7月4日はアメリカの独立記念日、 Independence Dayで祝日です。LAはまだ19時でこれからですが、NYなど東側ではもう花火が上がって賑やかな夜です。米国中がお祝いの日ですので、だいたいみんなお休みで、日中からBBQなどしてパーティーは続いております、よそ様では。が!なんと、うちは昨夜からシンクの排水トラブルに見舞われてキッチンが使えない!こんな日に!

なんせ祝日なので工事を依頼できる業者さんもなかなか見つからず、19時になってようやく今、チェックに来てくださったお兄さんに来ていただいております。でもどうなるかな?

その間、キッチンが使えないとどうしようもないので、ポテチ(でも大好物)を食べて空腹を凌いでおりますが、先日の日本の持ち帰りブツをもう一つ見つけたので、キッチン修復作業の合間に写真をアップすることにしました。

これで約100gの実山椒、ちょうど良い量ですが、これを一粒づず枝から外すのは結構な作業。。。

これ、日本でちょうどシーズンだった実山椒。

さすがにLAでこれは入手できないので(できたとしても生ではなくレトルト加工されたもの。香り飛ぶよね)、これはぜひ食べたいと!でも生で持って帰るわけにはいかないので、塩山椒(実山椒の塩漬け)にしました。以下、作り方。


実山椒の塩漬け


1:実山椒は小枝から外して、水につけて洗う。

2:鍋にお湯を沸かして実山椒を8分間程度茹で、ざるに上げてから水につける。

3:水の中に30〜40分ほど置いてからざるに上げ、水けを切って塩を加えよく混ぜる。


これだけのことなんですが、こうして瓶詰めして持ち帰って、この後料理に使います。そのままお刺身の日に齧ったり、煮物とか、炒め物とか。なんせ超貴重品なので、持ち帰ったら半分は冷凍してちびちび小出しにします。そうやって海外に住む邦人は大切に大切に日本の味を楽しむ努力をすることを、ここ12年で学びました。

さて、私のお気に入り山椒ソースのご紹介。

左上が実山椒の塩漬け。柔らかくなっているのでミニすり鉢で潰すのも簡単!

実山椒のソース


実山椒の塩漬け…大さじ1

オリーブオイル…大さじ1

シャンパンビネガー(酢でも)…大さじ 1/2

バスサミコ酢…小さじ2(ハチミツの場合は半分程度)

醤油…小さじ1

作り方…実山椒の塩漬けをすり潰して材料を混ぜ合わせるだけ。


とまぁ、こんな簡単なことなんですが、これが肉にも焼き魚にも、そして刺身にもよく合うわけです。そこを合うと思うのがやっぱり日本人だよな〜と思うのですが、本当に嬉しい味になります(アメリカには無いので)。

左上は鳥取砂丘名産「らっきょう」のお漬物。頂いたライトな手作り甘酢漬けを持ち帰って+醤油漬けにカスタマイズしたもの。

お魚は日本から冷凍で来たカツオのたたき。本場の方から見るとチャラチャラした脇かもですが、トマト、オクラ、ネギ、赤白のチコリを軽くオリーブオイル、レモン、塩、胡椒で和えたもの。これを実山椒のソースでいただきます。

なかなかそ想像しにくい味だと思いますが、実山椒は一粒かじってガッツンとくる痺れはなくなり、なんだかちょうど良いピリピリ感になるから不思議。バランスの良いソースになります。

また来年同じ時期に帰れれば作れますが、そうともいかず、日本でも、あるいは住んでる地域以外の海外でも、食べ物って一期一会だなぁ〜と思った次第です。

もちろん人も。

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