ヨーグルトとアイスの淡雪ゼリー @真夏の夜の夢

真夏の夜の夢
2009年7月25日公開
監督:中江裕司 日本

 
沖縄本島北部北西から40kmの海上にある伊是名(いぜな)島、マンガみたいな見事なさんかく島が舞台です。その海抜100mの尖った岩のてっぺんで、東京から恋に破れて帰ってくるゆり子をみつめているのがマジルー、島のキムジン(精霊)。

 

 

映画の冒頭に出てくるキムジンの住処の大木は”ガジュマル”という実在の樹で、このみごとなくねくねぶりが南国〜っ!というカンジなのですが、かつて日本全土にあったであろう「人間は精霊に守られて生きている」という感覚は、もう沖縄にしか残っていないんじゃないか!?という気がしました。

人間に忘れられたら生きていけないキムジンのマジルーはゆり子に言います。「いつでもどこでも、ゆり子の最上の幸せを願っているよ。オレさまのことは、思い出さずに忘れずにいておくれ。」

私たちは、私たちを守ってくれているいろんな人や、ものや、自然を、ついうっかり忘れがちですが、忘れないで「ありがとう」と思っていないと、ぐるりと支え合う輪っかがどこかで途切れてしまうんだろうなと思います。
子供時代のゆり子はマジルーにお願いします。「雪が見たい!甘ーい雪」
ヨーグルトとパイナップルジュースを寒天で固めると、分離して白と透明な水分に分かれます。まるで、海の底の雪のよう。ラストシーン、東京に甘〜い雪が振る朝、ゆり子はどこにいても幸せそうです。マジルーが、ずっと見守っていてくれるから。

 

 

【ヨーグルトとアイスの淡雪ゼリー】

 
■材料(2人分)
パイナップルジュース…200cc
ヨーグルト…50g
粉寒天…0.5g
バニラアイスクリーム…適量
カラースプレー…適量

 
■作り方
1:パイナップルジュースと粉寒天を鍋に入れて火にかけ、粉寒天が溶けたら火を止める。

2:1にヨーグルト(甘さを控えたい場合はプレーンで)を加えてよく混ぜ、器に入れて冷蔵庫で冷やす。

3:冷えたら食べる前にバニラアイスクリームと、お菓子用のカラースプレーをトッピングする。

 
※ 寒天を少量にすることでフルフル状態で固まったゼリーは、口に入れたとたん淡雪のようにふわっと溶ける食感が特徴です。ジュースやアイスクリームをお好みのテイストに変えてアレンジしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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