ちょうど9ヶ月ほど前、「10冊目の本を作ります」宣言しましたが、出版社さんからのお話ではなく自分で本を作ろうと思い立ち、いろんなことを考えて考えてあちらこちらとお話をして、ようやくスタートしました。理由は、遺言書を作ろうと思ったからです。
まぁまだあちらに行く予定は今のところないのですが、いつ何が起きるかわからず。そして私には子供たちに遺すものはなにもないので、いままでパラパラと作ってきたスープレシピで自分が特に好きなもの、子供達が好きだったものをまとめて1冊にしておけば見やすいだろう、と思ったわけです。
しかし、3人の子供たちに1冊ずつ渡すなら3冊でよいわけで、3冊の印刷ってどんだけコスト高よ!?…みたいなところから始まり、
自分が遺すのはレシピだけでいいのか?レシピならクックパッドにいっぱいのってるぞ!…となり、
私はまだまだ、世の中の子供たちの健康を守るミッションがあるじゃないか!…と思い直し、
子供たちの健康は家庭の食事から、という当たり前のところに戻り、
子供と、お母さん(もちろんお父さんでもおじいちゃんおばあちゃんでも、とにかく子供を守る役目の大人)の”セット”に、スープレシピと、自分の思いと考えを遺そうという結論に達しました。
そこで、子供と大人が一緒に見て、これが食べたいね、とか、今度作ろうね、とか話をしてもらえるような、そして、私自身が全国の小学校や親子スープ教室などを回るときの教科書になるような、そんな本を作ろうと思っています。
遺言書を作るつもりが、この先の人生の夢を作る作業に変わってますね。しあわせなことです。
しばらくの間、台割(本の設計図のようなもの)を作ったり、印刷会社さんに見積りを取ったりを繰り返してきましたが、先日ようやく撮影にとりかかりました。
この話はまたおいおい、ご報告させてください。
いつ完成するか、わかりませんけど。(笑)
本日の写真は、チリソースなどを入れないバージョンの”ガスパチョ”。
大好きな赤、赤、赤のスタイリングがやっとできました!