パストラミというのは赤身の牛肉を塩漬けにしてから燻製にした、いわゆる保存食です。まぁハムのようなものと言えばそうなんですが、日本のものすごい食品添加物だらけのハムとは味も食感も全く異なります。”保存食”の手法が、だんだん”保存料”に置き換えられてしまったのは残念です。そして食材の”うまみ”が、”うまみ調味料”で作られるって、間違ってないですかー!?…と、いきなり脱線しそうなのでその話はここまで。
このパストラミ、名前からしてもなんとなくイタリアン?って思いがちですが、東欧から19世紀後半にアメリカにやってきた製法だそうです。
私は日本から11年前にやってきましたが、最初すごく驚いたのが、このパストラミを使ったサンドイッチがどっかーーーーん!とデカくて、ほとんどがパストラミで、え、パンどこ!?なくらいのボリュームだったこと。そりゃね、大きくなりますよ、アメリカ人。煮干しばっかり食べてる私はちびっこですよ。
ま、そんなことでアメリカでの初対面の印象が強烈だったパストラミですが、シンプルに作られたパストラミはとても美味しくて、あまり肉を食べない私の数少ない肉系タンパク源です。ただ、野菜を合わせるとさらに美味しさアップ!なので、よくレタスやらネギやらを巻いて食べたりします。
そこに最近、にんじんドレッシングが加わりました。理由は”にんじんが大量にあったから”。これをなんとか消費するために…と何かを作ればどちらかというと食べるものが増えるのですが。。。でも美味しいです。このドレッシングは野菜に混ぜないで、ぼてっとのせて一緒に食べるのが正しい食べ方。
にんじんドレッシングのレシピはあちこちに出回っているので今さらですが、お味噌を使うと美味しいので、以下に〜。
にんじんドレッシング
材料
〔A〕
にんじん…1本
玉ねぎ…1/6個
生姜…1片
酢…70cc
〔B〕
味噌(あれば白味噌)…30g
サラダ油かオリーブオイル…70cc
塩…少々
作り方
フードプロセッサーでそれぞれ薄切りにした〔A〕を混ぜ、野菜がピューレ状になったら〔B〕を加えてさらに混ぜる。
オーガニックにんじんがとても甘かったので甘みの調味料を使ってませんが、お好みで砂糖、みりん、ハチミツなどどれでも少し加えると皆さんお好きな味になるんじゃないかと思います。
しかし…レシピでお気付きのように、普通サイズのにんじん1本しか消費できず、この一瓶もいつ食べ終わることができるのやら…。また山ほど作ってお友達に配るかなぁ〜!